PROFILE
プロフィール
取締役(最高技術責任者)
須澤 通雅
Michimasa Suzawa
- 出身校
- 京都大学大学院 工学研究科 卒
- 趣味
-
ピアノ、ドライブ、映画
ピアノはジョージウィンストンが好きで始めました。
車は一泊で行ける範囲の近場の温泉などによく週末ドライブに行っています。映画も良く見ます。
日本ラッド株式会社の取締役(CTO)、須澤です。
当社はコンピュータ黎明期の1971年に創業した、IT専業の中では老舗といってもよい歴史のある会社です。
社員300名のほとんどが技術者あるいは技術職を経て営業等の仕事についた人達であり、私自身も最近まで自分でコードを書くプログラマーとして第一線でいくつものプロジェクトに参加してきました。
今でもコードを書くことはありますが、若い世代のほうが上手に書くことも多くなってきましたので、できるだけ若手に任せるようにしています。とはいえ、技術者出身だからこそ分かる技術者ならではの悩みなどもあると感じていますので、そういった面でも社員を支えていきたいと思っています。
さて、当社は、10人から50人くらいのユニット(部門)がたくさんある会社で、それぞれのユニットがそれぞれ実に様々なことをやっています。
創業以来続けているソフトウェアの受託開発はもちろん、ハードウェアをやっている人もいますし、大規模なシステム開発もあれば一人でできるようなちょっとしたモバイルアプリケーションの開発もあります。
共通しているのはコンピュータを活用してお客様の業務や生活を便利にするためのシステム開発という点だけで、その応用先は多岐にわたります。そのため様々な業種、業界の方々との接点があるのも当社の特色です。
また、技術志向の企業として、世界中から最新の技術を積極的に取り入れ、それをお客様の業務にいち早く活用することを企業理念としてやってきました。
そして昨年(2018年)、当社は台湾のIoTハードウェアメーカー最大手クラスのアドバンテック社との業務資本提携を皮切りに、米国シアトルのAI企業との業務提携などグローバル化が一段と進み、48年の歴史の中でも一つの大きな転換期を迎えました。
インダストリアルIoT(製造業などを中心としたシステムやネットワークの高度化)、AI(機械学習を活用した業務の自動化、省力化)などの最先端技術の活用をテーマに、これからは日本国内のみならず、世界を舞台にチャレンジしていくこととなります。
これらの仕事を支える社員達は、入社した時点で相当な技術者だった人もいますし、文系の大学を出て当社で経験を積んだ人も沢山います。
そういう技術者達を沢山見てきて、一流と呼ばれる人達は何が違うのか?と考えると、やはり仕事に対する姿勢だと思うのですね。
一般には「情熱」と訳されることが多いように思いますが、私の感覚でいいかえると仕事における情熱とは「夢」、「執念」、「負けず嫌い」、「責任感」などを併せ持ったニュアンスで、例えば「この製品を絶対に日本一の性能にしてやる!」、とか、「この分野で絶対に一流になってやる!」、あるいは「お客様に喜んでもらうまで絶対にあきらめない!」という気持ちを持って目の前の課題にチャレンジし続けることが一流の職業人を育てるのだと感じています。
これから社会に出ていく皆さんの場合は、IT業界の実態もシステムエンジニア(SE)という職業も、どんなものであるか実感がわかない、というのが実情でしょう。当社はプログラマーやシステムエンジニアといった職種を入社時点で分けることはせず、最初は全員にプログラミングを徹底的に教え込み、そこからそれぞれの適性に応じて長所を伸ばしていくようにと考えています。
これは私自身、若い頃は自分の適性なんて何もわからないまま、目の前の課題にひたすら食らいついてきた経験からそうしています。自分が何に向いているかは実際に自分でやってみるまでなかなかわからないものです。
一番大切なのは「やってみたい」と思えること。システムエンジニアの仕事は簡単ではありません。数ある職業の中でも比較的難しい部類の職業だと思いますから、まずはやってみたいと思えないことには続きません。
その代わり、技術者としてお客様から認められることはとても嬉しい体験ですし、モノを作り課題を解決していく仕事にはそれだけやりがいもあります。
これまで、そしてこれからも、日本ラッドという会社はスーパーエンジニアが引っ張って来ました。だからこそ、技術者の私が直接一人ひとりの技術者を見て、才能を見つけ、育つきっかけを作ってあげたいと思っています。
そして当社から世界に通用するスーパーエンジニアが育って欲しい、というのが私の願いです。
当社からスターエンジニアが出ることが、結果的にこの会社を更に発展させていくことになるのです。新しい時代は常に技術者が切り開いてきました。産業革命も自動車革命もインターネット革命も、すべてきっかけは技術です。
技術は、ある日突然、人の生活を180度変えてしまうことがある。だから恐ろしい面もあるけれど、楽しいしやりがいがある。
自信をなくしている日本人が再び世界をリードしていくためにも、鍵になるのは、技術者なのです。
これを読んだ皆さんが当社に来て、私達と共に、世界で活躍していただけることを願っています。