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プレスリリース

平成23年12月6日

日本ラッド、省エネデータセンターの建設第二期工事を着工

- クラウドサービスの販売好調で計画を前倒し -

日本ラッド株式会社(JASDAQ上場、本社:東京都港区、代表取締役会長:大塚隆一、以下「日本ラッド」)は、東京都目黒区にある自社データセンターで計画していた外気冷却型データセンターの第二期増設工事を着工したことを発表いたします。

日本ラッドは、空調機を一切使わず外気のみでサーバを冷却する「フリー・クーリング方式」による電力効率の極めて高い「省エネ型データセンター」を実現し、2010年11月には、自社データセンターとして建設竣工・商用稼働を開始しています。
このデータセンターの第二期増設工事は、当初、2012年4月に着工する予定でしたが、「インダストリア」「キュムラス」を中心とした法人向けクラウドサービスの販売が好調なことから、日程を前倒し、2011年11月11日に着工することとなりました。

日本ラッドは、当データセンターを拠点として、自社開発の IaaS(Infrastructure as a Service)環境を活用し 「SaaSes」ブランドで国産クラウドコンピューティングサービスやファイルストレージサービスを展開しています。このIaaS基盤上で稼働するクラウドサービス「インダストリア」を2011年3月3日にリリースし、続いて「キュムラス」を2011年5月18日リリースしましたが、これらサービスは、他の国産ベンダーが提供するクラウドIaaSサービスの40分の1以下の価格提供を実現し、急速に販売を拡大しています。本年11月初頭には既に、当データセンターの第一期工事で完工した40ラックのうち、30ラックがクラウドサービスのために利用され、2012年4月には満杯となることがほぼ確実となったため、第二期増設工事の早期着工を実施することとなりました。

第二期増設工事の総工費は41ラックで1.5億円。1ラックあたり6 KVAの電力を供給する予定であり、従来方式のデータセンターと比較すると年間約1億円(200ラック換算)の電力コスト削減となります。

なお、日本ラッドは当データセンター建設・商用稼働の実績に基づき、データセンター建設案件におけるエコ型データセンター建設コンサルティングソリューション事業も行っており、既にコンサルティングの受注も獲得し、この分野での市場参入も精力的に進めてまいります。

「インダストリア」サービス

日本ラッドのフラッグシップサービスとして提供している企業向け本格派クラウドサービスIndustriaは、自社開発クラウドスタック(クラウドシステムを構成するたくさんのソフトウェア群)による純国産のクラウドシステムです。全てのソースコードを自社で所有しているため、プライベートクラウドへの応用やカスタマイズなど柔軟に対応できます。

「キュムラス」サービス

Cumulusは、Industriaで培った独自スケールアウト型ストレージシステムをファイルバックアップに特化して提供するオンラインストレージ・バックアップストレージサービスです。ファイル共有やアクセス制限、ドラッグ&ドロップでの簡単な操作とOpenVPNを採用した安全のセキュリティ、そしてIndustriaと同等の分散型ストレージで、外出先からもセキュリティを気にせず手軽に大容量のファイルをストレージできます。業務用ファイルサーバ、アーカイブ、バックアップ先ストレージとして活用いただけます。

日本ラッド株式会社について

  • 所在地:東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館ビル
  • 代表取締役会長:大塚隆一
  • UJASDAQ上場(コード番号 4736)
  • URL:http://www.nippon-rad.co.jp/

ソフトウェアの受託開発、システムインテグレーションを主業務とするJASDAQ上場企業です。革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービスを展開しています。近年は自社データセンターを起点としたSaaS事業、業務分析等のコンサルティングサービスの提供をはじめ、多次元ビジネス分析、地域交通インフラ、動画ネット配信等のソリューションに注力しています。

クラウド・ホスティングサービス「SaaSes」に関するお問い合わせ

日本ラッド株式会社ネットワークコンピューティング事業本部SaaSes(サースィズ)担当