多施設共同の臨床研究における症例データの管理及び割付をクラウド上で行うソリューション
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医療クラウド 症例割付(EDC)とは
日本ラッドでは、重点取り組み項目の一つとして医療機関向けのクラウドサービスの研究開発に取り組んでいます。
その研究成果の第一弾である「医療クラウド 症例割付」は、帝京大学医学部外科 松谷哲行医師の監修の元に開発されたクラウド型のサービスであり、多施設共同の臨床研究における症例データの管理及び割付をクラウド上で行うソリューションです。
医療クラウド 症例割付(EDC)の特徴
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投与方法を自動で割り付け
- 症例を登録することで投与方法が任意のアルゴリズム(最小化法等)によって自動的に割り付けられるので、データを集計して投与方法を決定するという比較検討に伴う作業の負担を軽減します。
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クラウドでデータを管理
- 症例データはクラウド上で管理されているので、臨床研究に参加している各施設に専用サーバを設置することなく、インターネットを利用して、症例・投与状況・予後報告の登録および参照が簡単に行えます。
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管理者によるデータの一元管理
- 症例データはクラウド上で管理されているので、臨床研究に参加している各施設に専用サーバを設置することなく、インターネットを利用して、症例・投与状況・予後報告の登録および参照が簡単に行えます。
システム概要
人による手作業での症例割付
医療クラウドでの症例割付
主な機能
管理者によるID管理
症例の自動割付
症例情報の管理
投与状況の管理
予後報告の管理
医療クラウドを用いた臨床研究使用実例
進行癌に対する化学療法の比較試験
高齢者化学療法未施行IIIB/IV期・進行再発肺癌患者に対するA法 vs B法の無作為化第II相試験。
【特徴】
- RECISTガイドラインに基づいた医療クラウドを用いた治療効果判定
- 投与前、投与4週後、8週後の患者アンケートの入力と担当医師へのEメールによる案内
術後補助化学療法の比較試験
非小細胞肺癌完全切除例に対するT薬を用いた術後補助化学療法の通常投与法および隔日投与法のランダム化第Ⅱ相試験。
【特徴】
- 各コース(3週)の投与量、有害事象の医療クラウドを用いた入力
- 術後5年目まで毎年の予後(再発、生存)報告
- 有害事象はCTCAE v4.0日本語訳JCOG版にて評価
開胸手術時の周術期疼痛管理におけるE法およびP薬の無作為比較試験。
非小細胞肺癌完全切除例に対するT薬を用いた術後補助化学療法の通常投与法および隔日投与法のランダム化第Ⅱ相試験。
【特徴】
- 術後1日目、3日目、5日目に疼痛指数、鎮痛剤の使用回数をタブレット端末を用いてベッドサイドで直接入力
臨床研究支援サービス
日本ラッドでは、臨床研究における計画立案~分析までを支援するサービスもご提供しております。
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※こちらのサービスはオプション(別途料金)となります。